私の自然な生き方に近づく紙一枚の工夫

大企業で働くことに翻弄されて消耗し、うつ病で2回の休職と復職を経験したketoraaaです。私がうつ病の治療で出会って感動した、肩の力が抜け、足りているものに満足し、小さなことを楽しむ、しなやかで強い心を持った自分に近づくための小さな工夫をご紹介します!【毎週末更新】

復職して感じたうつ病への誤解

こんにちは!

ketoraaaです。

前回は、うつ病から復職し、なんとか出勤できるようになったものの、職場には落ち着く場所がないことに気付いたところまでお話ししました。

会社のルールで、休職した時と同じ部署に復帰しました。

上司も休職前と同じD係長とT課長です。

二人は、休職前後の対応のとおり、メンタルヘルスについての理解は乏しいようでした。

そもそも、マネジメント層の抱える業務量も多く、一人の職員のメンタルヘルスに気持ちを割く余裕もないようでした。

それが、多くの会社の現実ではないかと思います。

最初のギャップは、復職にあたってのT課長との面接でした。

T課長は、「休んで充電できたのだから、もう大丈夫だろう。事務分担は休む前と同じにする」と突然に、一方的に、私に告げたのです。

その時点で、私のコップの容量は100ミリリットルから20ミリリットルくらいになっていましたので、休職前と同じ仕事をすれば、あっという間に再びこぼれてしまうことは目に見えています。

事前に「どのくらいなら大丈夫か」というやりとりがあればまだしも、一方的に決められた復職プランに対し、「認識が違いすぎる」とショックを受けました。

リワークスタッフの助けを借りながら、医学的な一般論を基本に私のケースについて説明し、元々の担当業務を棚卸し、なんとか体調に合った業務に変えてもらうことができました。

どの会社でも、休んで普通に仕事ができるようになったから復職という、こうした誤解は多いようです。

うつ病からの復職の場合、休職中に100%回復したから復職するということはないと言われています。

なぜなら、職場で起きる体調の変化は、職場に行ってみないと分からないからです。

100%の体調になることを待ってあらゆる事態に備えていたら(健康な人間でも未来に対して100%の準備ができないように!)、いつまでも復帰できません。

100メートルを9秒台で走れるようなったら大会に出ようと思っていたら、永遠に大会に出場することはないのと同じです。

そのため、日中起きて職場の席に座っていられる程度の状態になった段階で、今度は職場という場で、その場その場で起きるリアルタイムの課題に対応しながら、段々とコンディションと業務量を調節していく必要があります。

そして、一人ひとりが仕事と体調の自分なりのバランスを見つけ、継続して働ける道を探します。

T課長が「休めば回復」「回復=休職前の状態」と考えていたように、メガネをかけると視力が回復するくらい単純明快な病気であれば、どれほど楽だろうと思います。

同じように、上司の一方的な思い込みに悩まされるリワーク仲間は多くいました。

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