ナチュラルなイキカタ

うつ病生活6年目の36歳サラリーマン。多くの人にナチュラルな生き方の心地よさを知ってほしい。精神科の薬の断薬・減薬、小さな行動の積み重ねをトライ中。つらい思いで苦しむ人の心が少しでも軽くなるように体験をシェア。ゆるりと更新中。

リワーク初日

こんにちは!

ketoraaaです。

前回は、体調の波に翻弄されながらも、主治医からはリワークの参加の許可が出たところまでお話ししました。

リワークにむけて職場の産業医(精神科医)と面談したところ、「波は無くならないものなので、波の最低の状態でも、最低限出勤して席に座っていられることが重要」と言われ、「波を無くす」のではなく、「波を最低限の生活が送れるところまで落ち着ける」という、とりあえずの目標が見えました。

ただ、引き続いて産業医から「リワークを受けるということは、そういった最低限の状態をクリアしているということなので、休んでいるときも、一日中寝ているわけではない、外出できるくらいの状態だということ。リワークを受けて、コンプリートしたら職場復帰しなければならないので、明日から仕事にでられますという状態の人に受けてもらうシビアなプログラム。リスクを本人がどう考えるかだ」と言われてしまい、ただでさえ緊張していたのが、より一層プレッシャーを感じました。

主治医に言うと、「その人本当に精神科医なの?」と笑っていましたが。

リワークを受けるために、リワークのスタッフに電話をする必要があるのですが、電話する前に何度も何度も呼吸を整え、本当に緊張しました。

平成27年8月中旬、約2か月のリワークがはじまりました。

リワークには、年齢も性別もバラバラの7人くらいの参加者がいました。

最初は午前中だけを週に3日です。普通の体調では夢のようにお気楽な生活ですが、どんなに残業した時よりも疲れました。

時間割がありますが、スケジュールというものをどのように把握していたのかを忘れてしまい、時間割表を前に、何をするのか考え込んでしまう有様でした。

プログラムを終えて、一日のまとめを書き、リワークのスタッフに提出するのにも、言葉が出てくる引き出しに固くカギがされてしまったように、言葉が出てきません。

なんとか書き出した言葉も、なんとなく違うような気がしてしっくりきません。

100ミリリットルあったコップの容量が、20ミリリットルくらいになってしまったように、すぐ溢れて訳が分からなくなってしまいます。

うつ病の代表的症状として「楽しさ・興味の喪失」がありますが、リワーク中はエネルギーの注ぎ先があるからいいものの、私の場合も、リワーク以外の時間に、何もやりたいことが見つかりませんでした。時間だけは持て余します。

リワークスタッフとの面談で、どんな時に心地よいと感じたか、楽しかったか、何がおいしかったかといった私の中の消えかけた炎を探っていきました。

おいしいものを食べたり、テレビで笑ったり、冗談を言ったりという出来事が、歴史の教科書に出てくるくらい遠い過去の出来事のような気がしました。

それでも、「自分はおかしくなったのではないか」という不安がいっぱいのなかで、体調の波や復職の不安について参加者同士で共感しあえる場は、本当に励みになりました。

1週間ごとに、リワークを卒業していく人がいて、仲間を送り出すような気持ちになりました。

プログラムを通じて語られた、他人への抑えようのない怒り、同僚との仕事の進め方の違い、好きな仕事へのこだわり、家族からの暴言、不慣れな仕事への恐怖、といった一人ひとりの背景に、うつ病という病気の形は、本当に千差万別であること知りました。

つづきます。

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