ナチュラルなイキカタ

うつ病生活6年目の36歳サラリーマン。多くの人にナチュラルな生き方の心地よさを知ってほしい。精神科の薬の断薬・減薬、小さな行動の積み重ねをトライ中。つらい思いで苦しむ人の心が少しでも軽くなるように体験をシェア。ゆるりと更新中。

3億2,000万人もの人が悩むうつ病に、なる人とならない人の差

こんにちは!

ketoraaaです。

前回まで夢をあきらめて、すっかり自分を嫌いになった私が変わるきっかけとなったのは、うつ病だったことをお話ししました。

ところで、うつ病という名前はこれだけメジャーになり、皆さんの身近にも必ずうつ病を経験した方がいる、という状況になりましたが、うつ病には未だに様々な誤解がつきまとっています。

そこで、ここで少し、主観的な評価とは関係ない、うつ病にまつわる数字をご紹介します。

平成23年7月、厚生労働省は、地域医療の基本方針となる医療計画に盛り込む疾病として、これまで指定してきた、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病の4大疾病に、新たに精神疾患を加えて「5大疾病」とする方針を決めました。

精神疾患には、うつ病といった気分障害や認知症など様々なものが含まれていますが、中でも、うつ病・躁うつ病の総患者数は112万人に上ります(厚生労働省調査)。

112万人というのは山形県や石川県の総人口とほぼ同じですから、いかに多くの方がこの病気に悩まされているかが分かります。

国民病と言っても過言ではありません。

また、世界規模でも、うつ病に苦しむ人は、2015年時点で推計3億2,200万人(総人口の約4%)にも上るそうです(WHO調査)。

だいたい25人に1人がうつ病ということですが、私の会社や友人を通じて得た実感とも近い数字です。

ちなみに、私の会社では7人に一人が退職までは精神疾患を経験するそうです。

それほどの病気であるにも関わらず、なった後の対処は色々とある一方で、「予防」という視点はほとんどないと言っていい状況です。

会社で年に1回そういった講習会を受けることくらいはあるかもしれませんが、習慣の蓄積、脳の特徴、環境とった要因が絡み合うので、年1回の講習会で予防することは不可能です。

それは、先ほど挙げた数字が証明しています。

環境が変わっていく必要があるし、脳の特徴を知る必要があるし、習慣を変えていく必要があります。

環境を変えることは一朝一夕ではいきません。

もちろんロボットのように人を同じフレームに押し込んで、使い捨てるような環境が変わることを願っていますが、私たちがとりあえずいまをサバイバルするために一人ひとりにできる現実的な対処法は、自分の脳の特徴を知り、その脳の特徴にあった自然な習慣を身に付けていくことです。

それがつまり、私の自然な生き方に近づく紙一枚分の工夫というわけです。

私も、自己紹介に書いたように、平成24年11月に30歳でうつ病を発症し(最初の診断名は「適応障害」でした)、仕事を休職しました。

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その後復職し、しばらくは体調を維持して仕事をしていましたが、平成27年5月に再発、再休職しました。

いまは復職し、業務も落ち着いたものを分担してもらい、波風はあるものの周囲のサポートもあってなんとか生活しています。

多くの方が経験する道だと思いますが、この間、医学的な治療はもとより、怪しげな民間療法からスピリチュアルなものまで、様々な「うつ病が治る方法」を試してきました。

それは、うつ病になる人とならない人の間には、何か大きな差があるに違いないと思っていたからです。

「自分にはその何かが欠けていたために、うつ病になってしまったのだ」と、「ビタミン不足でシワができる」と同じくらいに思っていました。

これは、本当に多くの方がうつ病に持っている固定観念です。

何々がうつ病になる人とならない人の差という言い方は、日常的に使われています。

今後医学の進歩によってそういった定量的な差が見つかる可能性はありますが、5年以上の治療を通しても、また、周囲のうつ病経験者の話を聞く中でも、うつ病になる人とならない人の間に、決定的な差を見つけることはできませんでした。

明るく多趣味なスポーツマンでもうつ病になっていたし、ネガティブで不摂生、不健康な人でも(とりあえず今のところ)うつ病になっていないことも、いくらでもありました。

そのかわり、小さな差、それこそ、0.1ミリ、紙一枚分くらいの小さな差は、山のようにあることに気付くことが出来ました。

そして、その紙一枚分の積み重ねが、5年、10年、20年と蓄積したことで、百万円の束のように厚さを感じるくらいの、うつ病という形となって表れたのだと思うようになりました。

つづきます。

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